『好きだから好きだって叫びたい』

自分の『好き』をアウトプットして残したかった。ただそれだけ。

VIVY:10話を見た結果、思ったこと。心とは何か、心を込めるとは…

ディーヴァの言っていた答え「心を込める」とは何だったのか

 

「心を込めて歌う」事に悩むヴィヴィと、答えを見つけたディーヴァ。
ディーヴァが見つけた答えが何なのか……つらつらと覚書として。

1話でディーヴァ(ヴィヴィ)が与えられた使命は「歌で皆を幸せにすること。そのために心を込めて歌う。」でした。
これ、使命に条件がついているんだはーって今さらながら思いました。

歌でみんなを幸せにするだけなら、自分だけで完結できたかもしれない。
エンターテイメントの1つとして受け入れられるか、否かで終わるから。
けど、心を込めて歌うって事は、相手の事を知らなきゃできないんだなって。

みんなを幸せにするってことは、みんなに心を込めて届けなければいけない。
自分の歌が、誰かの心に届くように。
それは、きっと沢山の人と触れ合い、相手の事を知り、思いを受け取り、自分の糧として、また別の誰かに届けること。

1話から振り返って、6話でシャットダウンするまでのヴィヴィとディーヴァは、誰かのためではなく使命のために稼働していました。
人との会話はあったけど、使命の為に助ける課程で必要なやり取りがあっただけで、相手の事を率先して知ろうとはしていなかったなぁと。
シンギュラリティ計画に関わらなければ、ヴィヴィはモモカちゃん以外の人と話をすることも、沢山の人やAIから心の定義を聞くことも無かったんだなと、思ったわけです。

そして、6話で助けたいと願った、生きていて欲しいと願った冴木博士や、グレース・M0205を自らの行動の結果、壊してしまった。
歌でみんなを幸せにする事も、シンギュラリティ計画を進める意味も、自分を支える使命がどちらも分からなくなってしまった。

欠けたヴィヴィの穴を埋めるように7話のディーヴァはメインステージで、心を込めて歌を歌っている。
6話までに出会った人とAIの言葉を、持論として自分に根付かせた結果、大樹のように成長した心。
ディーヴァにとって、心を込める事は、歌を聞いてくれた人・AIすべての存在が「自分を好きになってくれる」ように、自分の全てを込めた歌を届けることだったのかなって。
9話の挿入歌「Harmony of One's Heart」は、きっとみんなだけじゃなくて、心の内で悩んでいるヴィヴィに届けたい思いを全て込めて歌ったんだろうね……

エステラとエリザベス、グレイスと冴木博士、オフィーリアとアントニオ、そしてマツモト。
もっと向き合っていたら、何かが変わっていたのかも知れない。
でも、過ぎてしまった時間は今はまだ戻せない。
なら、その人たちが抱えていた想いも後悔も願いも、全部受け止めて背負って歌に込める。

ディーヴァが最後にヴィヴィにも向けて歌ったあの歌と、そこに込めた想いは、最後にヴィヴィにも届いてくれたらいいな。。。

垣谷に教えたのは何者なのか

シンギュラリティ計画の事を知っているのは、松本博士とヴィヴィとマツモト
ヴィヴィとディーヴァとマツモトの関係性を知っているのは、ヴィヴィとマツモト
10話で作った曲の事を知っているのは、松本博士とヴィヴィとマツモト

シンギュラリティ計画の事をしっているのも、ヴィヴィとマツモトの関係性を知っているのも、10話で作ったあの曲を知っているのも……
って考えると、描写された人物の中には、この2人(ワンチャン松本博士も含まれる)しか居ないんですよね……
もちろん、ディーヴァに使命を与えた博士も印象的に描かれていたので気になりますが、どっちかというと母心みたいだったので?
あー……あともう一つアーカイブさんが居ましたね。曲を知っているという部分と全AIにつながれるという部分で考えてみたら……

この先、あと3話で物語がどう動くのか、とても気になります。

今までの出会いと、マツモト・松本博士との出会いが、ヴィヴィの作った曲に詩と題名をつけてくれれば嬉しいな。
(Vivy -Fluorite Eye’s Song-だったり……しないか……)
そして、最後に歌とタイトルのついたED曲で締めてくれたら……私の涙腺が決壊して止まらなくなりそうですね。

何が書きたいか分からなくなりましたが、読んでくれた方居たらありがとうございました。