『好きだから好きだって叫びたい』

自分の『好き』をアウトプットして残したかった。ただそれだけ。

ゾンビランドサガリベンジ7話【感想】 楪舞々とフランシュシュ7号

おとめ座はラッキーチャンス~♪突き進めハッピーデー♪

頭から離れないサビと、ゾンサガらしいインパクトのある展開と、フランシュシュにしては普通のアイドルソング?だった気がする第7話『マイマイレボリューションSAGA』の感想です。

先の読めない展開に困惑しています。いい意味で。

1期を駆け抜けたかのようなストーリー構成

冒頭、マイマイの1期1話源さくらを彷彿とさせるシーンから始まる第7話。

憧れのアイドルの歌と踊りを真似しながら、不慮の事故で『ようこそ佐賀へ』が流れ、ゾンビに囲まれる屋敷で目覚め、フランシュシュとしてアイドルとしての道を進み、EDの『光へ』で終わる。

大まかなストーリーラインを1期の源さくらの物語と、7話の楪舞々の物語として重ねつつ、源さくらと楪舞々の対比をこれでもかと出してくる構成でしたね。

  • 幸太郎に言われたからアイドルになったさくらと、自らアイドルになりたいと言ったマイマイ
  • 「私死んでるんですよね?」と幸太郎に聞いたさくらと、さくらさからの同じような質問に「死んだんですか?私?」と答えたマイマイ
  • ゾンビィを怖がって逃げたさくらと、ゾンビィの事を気にしないと言ったマイマイ
  • 友達も学校生活も全てを捨てて絶望したさくらと、友達と学校生活を普通に過ごしているけど絶望していたマイマイ

……などなど。

1期の源さくらと似た部分を見せつつ、マイマイは似ているけど真逆の存在ですよって何度も言われている感じがして……少しさみしくなりました。

源さくらの不幸体質が無くて、もしくは早々に諦めて普通の学校生活をしていたら、マイマイのようなドジっ子ポジティブ少女程度だったのかなって。

楪(ユズリハ)の花言葉と役割

ユズリハは、春に枝先に若葉が出て、前年の葉が入れ替わるように落葉する植物との事で、その姿から「若返り」「世代交代」「新生」「譲渡」などの花言葉を持っているとの事。

別名親子草との事で、源さくらと楪舞々の関係性にピッタリな植物だねと思ったのですが、そのあと、桜の咲いて散る儚さとは真逆の存在だって事にも気付いてしまったので、ダメージ2倍です。

wikiによるとユズリハは防火樹としても知られているそうなので、フランシュシュのゾンビィバレした時の炎上展開があるなら、防火の役割も話してくれそうなキャラとしても、期待しています。
今後もしっかり1号の大ファンとして出てきて……さくらみたいに限界ドルオタやっててほしい。

ぶっちゃけてフォーユーとフランシュシュ7号爆誕(と卒業)

学園祭って言う学生特有の場でフランシュシュの皆が失われた青春を一瞬でも取り戻せたのも、7号は生きている人間(楪舞々)として、精一杯輝く為に今を全力で生きるという決意も、フランシュシュのみんなと、マイマイ(7号)が一生懸命諦めずにがんばったから到達した場所だったんだろうなって。

高校生活を知らないフランシュシュと、絶望していたけど今も普通の高校生をしているマイマイ
そんなマイマイがあの瞬間だけ、フランシュシュとして努力して、フランシュシュとして舞台に上がる。

前髪を切すぎたって落ち込みも、大好きな君がいいねって言ってくれれば、お気に入りになる。
そんな今だけの当たり前のスクールライフでも、全力でトキメカなきゃ損じゃない?って感じの歌詞いいですよね……

ライブの途中、マイマイの視線もとても良いです……
1回目のサビ終わりで、後ろに下がるマイマイのさくらを見る視線となんとも言えない表情。
その直後のマイマイに焦点があってマイマイが左前を見る → たえちゃん・愛ちゃん・リリィちゃん・ゆうぎり姉さんの背中が見えるシーンとか。

 

ゾンビィのフランシュシュと一緒に過ごして、肯定してくれる存在が一人でも居てくれることが、この先どんな展開になったとしても安心して見れるなって思えて嬉しいです。
ところで、大古場さんも、フランシュシュの味方になってくれませんかね……

 

そして、それぞれの『日常』へ

学園祭が終わった後、茜空に飛んでる鳥は7羽でしたね。
学園祭が終わった後の哀愁やら、令和ってかかれた学園祭のゲートの下に残るマイマイと、別れを告げて立ち去るフランシュシュとか、そのあとの幸太郎の「すまなかった」と「ありがとう」に含まれた感情とか……車内のさくらの表情とか……
考えたらキリがないですね。言いたいことがいっぱいで困っちゃう。

マイマイがマイクを置くシーンは山口百恵さんの引退オマージュとのことですが、
個人的には1期12話でさくらがマイクを再び掴んでアイドルになったのと、マイクをおいて人間に戻ったマイマイ。って言う、とっても綺麗な回でした。